ガレージシャンソンショー

生粋のバンドマンと 歌手という2つの顔を持っ ている山田晃士。その歌手の部分で何の束縛も制約もない”剥き出しの歌”に立ち返る事が出来る場所が佐藤芳明とのユニット【ガレージシャンソンショー】な のである。 伝統としてのアコーディオン音楽に、敬意を払いながらもその保守的な姿勢に疑問を 抱く佐藤芳明。革新的で過激なアコーディオン奏者としての自分を追求でき る場所が山田晃士とのユニット【ガレージシャンソンショー】なのである。 図らずも二人は、96年当時、山田はアルバム『モノローグシアター』録音の為、佐 藤はDaniell Mille氏に師事する為、パリに在住していたという経歴を持つ。 【ガレージシャンソンショー】という名の由来は、そんな二人の欧州文化に憧れつつ もそれを悟られぬ様に皮肉ってしまう、といったややひねくれた天の邪鬼的 性質の表れである。実のところは、本物のシャンソニエの方々にお叱りを受けやしないかビクビクしている毎日。いや、お叱りを受けたいのかもしれない。

山田 晃士やまだ こうし(ボーカル)

'84年-ロックバンド"AROUGE(ア ルージュ)"でデビュー。'94年-”山田晃士(やまだこうし)”でシングル『ひまわり』をリリー ス。大ヒットを記録するも、単身渡仏。帰国後、バンド”KOSHI au Bourbier(こうしおーぶーびえーる)<泥沼楽団>” を結成。'01年-アコーディオンとのデュオ”ガレージシャンソンショー”を結成。'07年-“山田晃士&流浪の朝謡”活動開始。独特な世界観を持ったシアトリカルなパフォーマンスは唯一無二の存在感を誇る。

佐藤 芳明さとう よしあき(アコーディオン)

国立音楽大学在学中に独学でアコーディオンを始める。卒業後渡仏、C.I.M.Ecole de Jazzにてアコーディオニスト・Daniel Milleに師事。既存のアコーディオンのイメージにとらわれない独自のサウンドで、ライブ、レコーディング、アーティストサポート、舞台音楽など、様々な現場で数多くの仕事をこなし、国内外を問わず、ジャンルを越えて幅広く活動。

ガレージシャンソン【garage-chanson】とは

シャンソンの持っているブルジョアジー的要素を排除し、その毒性・変態性の部分を強く押しだし、例えダメ人間であろうとも、その思いの丈を包み隠さず赤裸々に舞台上でさらけ出す有様。 by 晃士苑


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