DOSAMAどさま

日本の古き民俗文化の一端を担っていた坊様、門付け、瞽女などの芸人達や、東欧~バルカン半島周辺の生命力溢れるフォークロア音楽とロマ(ジプシー)音楽、そして1970年代にフランスのリヨンで発足した『ARFI:想像的民俗音楽探求協会』の創造性に倣って、かつて私達の生活の身近な場所にあった音楽や、その深い記憶の源泉を辿ります。

関島 種彦せきじま たねひこ(バイオリン・マンドリン)

幼少期にクラシック音楽を学び、十代の後半に独学で再出発。以後、レゲエやパンクバンド等、様々な音楽グループに参加。2007年から2012年までは東京都の大道芸制度「ヘブンアーティスト」として活動し、2017年には渋谷文化村シアターコクーンの舞台『24番地の桜の園』(原作:アントン・チェーホフ、演出:串田和美、音楽監督:太田惠資)の劇中生演奏を担当。東欧とその周辺のロマ(ジプシー)音楽や土着の音楽、ジャズ、現代音楽、実験音楽等から大きく影響を受けつつも、固定観念に捉われない幅広い視点で音楽の可能性や在り方を模索している。 主な参加グループは『Csiga Jidanda』、『トラペ座』等。

大野 慎矢おおの しんや(アコーディオン・ガイダ)

学生時代はサイケガレージバンドでギターを担当、および宅録で実験音楽を製作。2004年、大正時代を駆け抜けた詩人・山村暮鳥の作品に曲を付け弾き語るユニット『山村暮鳥のうた』を始める。翌年ブルガリアを訪れ、伝統的な民俗楽器ガイダ(バグパイプ)と出会って以来、現地の演奏家や楽器職人と交流しながら半ば独学でガイダの演奏も行うようになる。主宰・参加グループは『トラペ座』、『山村暮鳥のうた』、『BALKAN』、『ママクリオ』、『ヨルダン・マルコフ・ブルガリア五重奏団』、『夜の森楽団』等。

宮坂 洋生みやさか ひろお(ウッドベース)

若かりし頃、バンドを始める際に「ベース担当がいない」という良くある理由でエレキベースを手にし、さらに大学時代のジャズ研で「ジャズはウッドベース」と諭されてウッドベース奏者になる。人から勧められた楽器で今日までもこれからも。主な参加グループは『シャカリーマン』、『蜂鳥あみ太とザ・スパンデックス』、『バロンと世界一周楽団』等。

坂野 志麻さかの しま(アコーディオン)

高知県出身。2009年より持ち運びできる楽器が欲しかったというきっかけでアコーディオンを始める。飲食店でのBGM演奏の他、高齢者施設や幼稚園保育園や豪華客船での演奏、各種イベントに参加。 2011年6月にアコーディオン中心のバンド「クロパン・クロポン」を結成。 現在、楽器堂「OPUS」にてアコーディオン講師として勤める。2010年自宅にて音楽教室を開設。ビストロシェカドで毎月第三水曜日に演奏している他、ライブ情報はブログ「アコーディオン日記」にて。着ぐるみ演奏もやってます。